団子状の仔犬団

回文ぽくしたかった…

将棋星人の発想元、かもしれない児童書の話

将棋星人というネット掲示板の書き込みが、普通に使われるようになって結構経った。

 

以下引用

 おまえら、もし地球に将棋星人が攻めてきて、向こうの大将と
 地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされる
 という事態になったら、地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ?
 深浦でもいいのか?深浦に地球の命運を託せるのか?
 羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ

 

 

ところで、この将棋星人というジョークのもとになったかもしれない本がある。

それが「グランパ対ゲーム星人」という児童書だ。

iss.ndl.go.jp

 

あらすじをかいつまんで書くと、主人公の少年は仙人に将棋を教えてもらい、当代の名人でも敵わないほどに将棋が上手くなる。

そんなある日、宇宙からやってきたゲーム星人の代表に、「地球を征服されたくなかったら、私とゲームで勝負して負かしてみせろ」と脅されてしまう。

勝負の結果は引き分けだったが、ゲーム星人は満足して宇宙に帰る、といった内容である。

 

そういうわけで、将棋星人のコピペを書いた人は「グランパ対ゲーム星人」を元にしたんじゃないかと勝手に予想している。

確かめようがないので、これが起源だと主張するつもりはないです。

 

実は上のあらすじも、昔の記憶を思い出して書いているので間違ってるかもしれない。

読みたくてもAmazonで一万円くらいするのでちょっと手が出ない。

CiNiiによると、奈良県立図書情報館にはあるらしいし、どこかの図書館や公民館にまだ残っているかも知れないので、読んだことある人は情報を貰えるとありがたいです。

 

また、「グランパ対ゲーム星人」はシリーズになっていて、「グランパの不思議な薬」という本もある。

こっちは、少年が宇宙人から体感時間を長くする薬を貰って、プロ野球で代打として活躍、超剛速球を放つリリーフ投手と対決するという内容。

このリリーフ投手がとんでもなくて、勝ち試合では必ず7回から9回まで登板して、ストレート一本でバットにかすらせないという、敵チームからすれば野球を6イニング制にしてしまう存在だが、実はその正体は…といった感じ。

 

でもこれも通販サイトに売ってないので、読むのは難しい。

CiNiiによると、奈良県立図書情報館にはあるらしいので奈良県の人、情報ください。