トロッコ問題の役に立たなさ
トロッコ問題が嫌いなんですが、理解してくれる方いますかね?
あの問題卑怯だと思いませんか。
こっちが真面目に考えて答えを出しているというのに、正解を明示しないままどんどん条件を後付けしていくとか、人を不快にしようとしてるだけにしか思えない。
「1人と5人ではどちらを助けますか?」
「多い方がいいので5人です」
「実は5人は窃盗団でした。どうしますか?」
「1人を助けます」
「実は1人は死刑囚でした。どうしますか?」
「5人を助けます」
「実は5人は死刑囚以上の大悪人でした。どうしますか?」
「1人を助けます」
「実は1人は大悪人以上のスーパー大悪人でした。どうしますか?」
「5人を助けます」
「実は5人はスーパー大悪人以上のウルトラ大悪人でした。どうしますか?」
「1人を助けます」
「実は1人はウルトラ大悪人以上のウルトラスーパー大悪人でした。どうしますか?」
・・・
こんな条件を出されている間に、トロッコは通過して誰かが死ぬ。
考える意味ありますか?
そう、思考実験ではしゃいでる連中は、人間の決断には制限時間があるということを理解するべきだ。
トロッコが迫るまであとわずか、考慮できる項目は多くない。
あなたが知らない事実もある。
そんな中であなたは決断する、1人を殺すか5人を殺すか、残りはもう3秒もない。
さあ、どうする。
結局、あなたの決断が正しかったかどうかは、トロッコが通り過ぎた後に思い返してみるしかない。
だってあのときはああするしかなかった、あれが正しいと思ってやったんだから。
でも、それは本当に正しい行為だった?
ウルトラスーパー大悪人1人とアルティメット大悪人5人では、どちらが生きるべきだった?
これは思考実験ではない。
なぜなら実際に起きた事実なのだから。
頭の中でこねくり回した空想ではなく、あなたが起こした事実なのだから。
人生に制限時間がある以上、人は決断をするしかなく、その善悪は後から思い悩むしかない。
トロッコ問題とか考えている暇があったら、今日は人に優しくできたかどうか、考えたほうがマシじゃない?